フランス旅11 AEDAEN galleryで打ち合わせ

公演会場の下見。雨。
駅の近くの街なかでしたが、いつもより静か。
肌寒く、石畳に雨の降る音が響きます。
こういうシーンを見ると、ストラスブールはドイツの雰囲気だなぁと思います。

これまでの旅

会場はAedaen Placeというところにあるギャラリー。
placeというのは、一般に広場みたいなのを指すんだけど、公園ではない。
意味を調べた中では「広小路」っていう言葉が近いかも。オーストラリアでもそういう使い方でした。
歩行者が行き交うところにちょっとしたベンチがあるとか、歩道の広くなってるところって感じ。

Aedaen Placeは大通りに面しているものの、広場って言えないほどの小さいスペースに、ギャラリーとレストランなどがあり、その奥に通り抜けできる細い路地があります。
抜けると旧市街なので人通りはありますが、観光ではあまり立ち止まらないかもしれません。昔の通りが変遷して存在するような印象。

ギャラリーがかっこよかった!

ウェブサイト
AEDAEN

もとは鉄工所だった建物を活用してて、現代アートの作品展が開催されていました。入り口はガラス張りで、一見小さく見えるけど、奥に長くて、複数の作家さんの展示がされていました。

広いので、撮影チームはどこから撮影しようか相談。客が入ると身動き取れなくなるので、最初のポジション取りは大事です。

一番奥のスペースに決まりました。

その後アーティストさんたちと打ち合わせはプロモーターのご自宅にて。マンションの一番上のペントハウスだと思います。世界各地の調度品がセンス良く飾られてて、ぶつからないようにめちゃくちゃ気を遣います。

ミュージシャンは、ここストラスブールを拠点にしている、ボーカルのアブディ、ギターのクリスチャン、パーカッションのシリルの3人。それぞれ個人で活動しているけど、よく一緒に演奏するそうです。海外ツアーにも行ってるんだって!

日本も活動してる人はいっぱいいるけど、未だ東京発信が多いし、この「地方を拠点に」って感覚は最初、フランスでも珍しいのかなと思ったけど、ミュージシャンやアーティストとお会いするような旅だったこともあり、活動できるほどの土壌が、街単位で各地にあるのだと分かりました。
お客さんがたくさん来るから成り立つ。みんな気軽に見にくる。

文化芸術に触れる機会が、ショッピングモールに行くくらいの気軽さ。そもそもアーティストやミュージシャンの地位が高いし、リスペクトがありつつ身近。きっと昔からの文化だし、教育もあると思います。

打ち合わせは、合わせてみた方が早いだろうという話になり、即興の演奏と踊りが始まりました。アーティストには普通のことかもしれないけど、できない私からしたら、ほんとすごい。

一方、撮影しながら調度品に怯える私。
ぶつかって壊したら心臓止まるわ…。

La rucheで歓迎会

夜は歓迎会で、ストラスブール駅近くのレストラン La rucheでみんなで食事。
ミュージシャンの皆さんが本当にフレンドリーで楽しく過ごせました。そこでもミュージシャンたちの即興演奏が始まり、椅子は楽器であることを始めて知る。

フランスで思ったのは、人間は歌うし踊る生き物で、そういう人たちが当たり前にいるってことを共有してる。
これを文化と言うのかも知れないけれど、日本、というか青森に暮らしていると、道ばたで突然歌ったり踊ったりはしないわけで。

ただ、祭りの時期はめちゃくちゃ踊り叫ぶし、巨大なねぶたを創作するし、奏でる。ねぶたの時以外も、祭囃子が聞こえたら踊ってしまう人もいて、そこは好ましいと思いつつ、やる人は少ないよね。

腹の底から湧き上がる感情を表現することや創造する力が人間の根底にあるってフランス人はずっと昔から知っていて、それを尊ぶ方向に行ったのかな、などと想像してみたり。

つづく