青森県立美術館で開催中の「光を描く印象派展」。
いやー、ようやく行ってきました。
感想長いです。しかも前半は怒ってますので、飛ばしてください。
連休中だったし、人が多いなとは思ってましたが、
展示室めちゃめちゃ混んでました。
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もう混雑しすぎて絵が見えないよ!
行列できてます。
上野のパンダか!
しかも人が多いから騒がしい!
おしずかにしてくれ!
子どもが飽きてるのに、無理やり学ばせようとする親!
私の後頭部で説教するのはやめれ!
押し付けたら嫌いになるだろ!絵の前に周囲への気づかいを学べ!
もうね、子どもが母親の顔色みて言うんですよ、
あっちにあった水玉みたいな絵が好きだとか。
すると母親が理由を聞くのよ。で、子どもがなんとなくーとか言うと、
そんなのはダメよって。
ダメってなんだ!!
いいだろ理由なんて、ハートにきたんだろうさっ!!
行列は我慢してたけど、なんかいろいろ腹立ってきて列を外れました。
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ここから感想。
展示は、良かったです。別に絵画は詳しくないけど、
体系的に知れていいかもと思います。
入場して知ったこと
モネの絵が、もう展示終了してたこと。目的の半分を失いました。
ゴッホは1点だけありました。テオへの手紙も展示されてます。
あとは、みち銀のカレンダー…もとい、ルノワールがありました。
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絵の具の歴史では、色の数の少なさに感動しました。
それから、色を混ぜると暗くなるので、
どうにかして思い通りの印象を表現しようと
試行錯誤した作家たちの姿が想像できます。
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展示後半では、「ニス」について語られてますが、
これを見て初めて、なんで自分が古い絵に惹かれないのか分かりました。
当たり前ですが、ニスをひくと、経年で黄ばむ。
変なテカリやらと相まって、元の色が死ぬんですね。ほこりもかぶるしね。
どうも教科書に出てくる古い絵が、
ラーメン屋に飾られた色紙みたいに感じてたんですが
ニスのせいだと判明しました。
元の色を再現したレプリカをみると、
作家たちが描きたかった本当の色が見えます。これは感動しました。
現場に行ってみるもんですね。
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当時あまり評価されていなかったこと、
勝手に手を加えられた作品もあること(これは悲しい)
写実こそが絵画だった時代、相当な苛立ちを感じてたでしょうね。
同時にかなりの自由を感じただろうけど。
現代から見ると古典ともいえる印象派が、
気鋭の作品だったと理解できます。
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出入り口にあった、作品。
すぐ横に小さい丸いシールが置いてあって、自由に貼り付けられます。
来場者みんなの印象派作品。
あんなに混雑してると思わなかったので、下調べなしで行ったものの
行く前に見とけば、もっと楽しめたかな。